２００社を１年で１０社に絞りこんで利益倍増！
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★元気が出る“お助け通信(２／１８号）★
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“商品にどうやって付加価値をつけるか”
今回は、取引先２００社を１年で１０社に絞りこんで利益を上げている佐賀県伊万里市で畑萬陶苑の畑石社長を紹介します。
畑石社長は、創業７５年の４代目として伝統工芸品の普及に努められている。今の焼き物は、ホテル・旅館などは景気のせいで買い替え需要が無く、売上が伸びないのが現状である｡
販売ルートにしても、卸商社から問屋を経てデパートへ収める為、乱売合戦で価格格差がなくなってきている。その様な中で取引業社２００社を１０社に絞り込んだのは、価格維持・高付加価値をつける必要があったからである。
絞り込む取引先の基準は商品を大事に売ってくれるところであり、商品のよさをわかってくれる人に買ってもらう事の２つであった。付加価値あるものを良い環境で見せる事によってブランドロイヤリティーが高まる演出を心がけられるようになってくる。
取引先としては日本橋三越・高島屋・銀座和光などで“腐っても鯛”である。取引先を絞り込むことで、昨年は１４００万円の売上減になったが、利益率は逆に良くなってきている。
対策としてオリジナル商品（そこでしか販売しない商品）を取引先百貨店だけに作り、ゴールド会員及び既存客へのＤＭ案内に注力している。これにより来店客が増え、購入率が飛躍的にアップしてきている。
付加価値を高める為のもう１つの施策として金の掛からないＰＲ活動に力を注いでいる。“卑弥呼”をモチーフにした陶器を作り、市長に寄贈すればマスコミが取り上げてくれる事でＰＲ効果は抜群で、多くの方からの購入申し込みがあり、非常に高額な値段で販売する事が出来るようになった。
まさに、私が勧めている“金の掛からないＰＲの仕方”（ＨＰに記載中）を実践されているのには、驚かされる。他にも心陶祭など地域作りにも力を入れて、伊万里と有田の違いを別物である事を打ち出している。
後継者を育てる事にも力を入れているが、その１つのエピソードとして年間売上の２倍の費用を掛けて新社屋を作ってしまっている。今までの職人部屋の暗さを一新する、環境つくりの配慮する畑石社長の英断である。
人を育てるには、快適環境と労働時間の短縮やいいものを作って世間に評価されていると言う職人さんのプライドを高める事が出来るかが、経営者であると畑石社長は言い切る｡
まとめとして畑石社長が実践している事はすごく当たり前の事であるが、今の経済環境からすると非常に勇気のいる事を行なっているのである。それを実践するには強い信念が無ければ成し得ないのである｡
① ブランドロイヤリティーを高めるにはどうすればいいか？
② 自分の強み･弱みを把握して、強みを最大限まで高めるには
どうすればいいか？
③ マスコミを活用するにはどうすればいいか？
④ 人を育てるにはどうすればいいか？
私にとってこの様な事を学んだ時間であった。
貴方はどうかんがえましたか？
この“おたすけ通信”を配信している中から一人でも多くの方が実践してもらえれば幸せです｡
次回は3月１日の予定です｡
このおたすけ通販に関するご意見・ご要望ありましたらお寄せください｡
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